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Channel: スペシャルインタビュー | 信州小布施 北斎館
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北斎作品が町にはみ出していく!? 北斎館が模索する新たな可能性 理事長インタビュー 後編

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 前回は、2年後の50周年に向けた北斎館のビジョンついて、理事長の市村次夫さんにお話を伺いました。今回は、そのインタビューの後編をお届けします。

北斎館理事長の市村次夫さん



―市村さんご自身は、町並み修景事業をはじめとした小布施のまちづくりに長年関わられていますが、北斎館周辺の空間について、どう考えられていますか?

市村:じつは北斎作品が屋外に出ていく可能性の追究は、以前から行っていたんです。その一つが、小布施堂の傘風舎という工場の玄関です。北斎の作品を拡大して、陶板でつくったものを飾ってあります。あれは、北斎の作品が町にはみ出していく可能性を探るための実験だったんです。

小布施堂の工場「傘風舎」の玄関


―北斎の作品が町にはみ出していくというのは、面白い発想ですね!

市村:拡張する北斎館ですね(笑)。町としても伝統を保存するだけでなく、どう再利用し、ライブ感のあるものにしていくかが大事だと思います。北斎館周辺の設備では、東町駐車場のゲートをラッピングしました。さらに、自動販売機やトイレを北斎の作品でラッピングできないかも検討しています。

東町駐車場のラッピングの様子


―外空間への広がりには、いろいろな可能性がありそうですね。

市村:そうなんです。あと北斎館内では、今後キッズスペースを設ける予定です。そのデザインは、水戸岡鋭治さんにお願いしています。保育士による託児サービスも実施する予定なので、子どもたちが遊んでいる間に、大人だけで北斎館をゆっくり楽しんでいただければと思っています。

―キッズスペースも新たに誕生し、北斎館の楽しみ方はますます広がっていきそうですね。お話を聞かせていただき、ありがとうございました。


※こちらのコンテンツは、メールマガジンの内容を再編集してお届けしております。

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